「家具のプロだから分かる」ソファ汚れの落とし方を素材別に解説

ソファの汚れ


お気に入りのソファを買っても、使っていけば多少なりとも汚れが付いてしまうでしょう。

「そのままではカッコ悪いけど、どうしたらいいか分からない」そんな人も多いはずです。

そこで、今回は “家具のプロだから分かる”ソファが汚れた時の対処法についてお話しします。

「ずっと愛用できるソファを見つけたい」という人は、ぜひ参考にしてください。


CHECK POINT!
●ソファの素材によって、汚れ落としの方法や使う洗剤・道具は異なるので、十分注意しましょう。
●汚れを落とす際には、必ず守らなくてはいけない注意点があります。
●“BOOMS”は、お客様ひとりひとりに寄り添った接客をモットーに、トレンドを抑えたリーズナブルなインテリアアイテムを販売しています。



素材によって落とし方は違う!?布製・合皮製・本革製ソファの場合について

ソファ


毎日生活をしていれば、どんなに気をつけていてもソファは汚れてしまいます。

小さい汚れなら気にならないかもしれませんが、目立つ場所に大きな汚れがつけば、“そのまま”という訳にはいかないでしょう。

しかし、いざ汚れを落とそうとしても、下手なことをして逆に目立ってしまったり、ソファを痛めてしまうのは嫌ですよね。

そこで、ここではソファの素材別に汚れの落とし方を紹介します。


布製ソファの場合

〈用意するもの〉

●食器用中性洗剤
●重曹
●掃除機
●タオル


布製でカバーが外せる場合は洗濯で丸洗いすることもできますが、それでも落とせない油汚れや血液汚れがついてしまったら、まずは染み抜きから始めてみましょう。

  • 「食器用中性洗剤:重曹=1:1」を混ぜ合わせる
  • ぬるま湯に5%程度の濃度になるように溶かす
  • タオルにその液体を染み込ませて汚れを叩く
  • それでも落ちなければ、タオルを乗せた上から掃除機を当てて、汚れを吸い取る
  • シミの場所を水に濡らして硬く絞ったタオルで叩く
  • 最後に乾いたタオルで叩く


POINT!
しつこいシミには最近流行りの“オキシクリーン”を使ってみましょう。
ぬるま湯1リットルに大さじ1〜2杯のオキシクリーンを溶かしたものを使ってみてください。
すぐには拭き取らず、1時間程度放置するのがポイントです。


臭いが気になる場合には、大胆に重曹を使ってみましょう。

  • 掃除機でゴミを取り除く
  • 全体的に重曹を振りかける
  • 3時間以上そのまま放置する
  • 最後に重曹を掃除機で吸い取る


重曹はアルカリ性なので、酸性である人間の汗や皮脂と中和して気になる臭いを取り除いてくれます。

POINT!
布地の目が粗いと、重曹がカバーの下まで入り込んでしまい、消臭効果を得られません。
まずは少量の重曹をかけて確かめてみましょう。




合皮製ソファの場合

〈用意するもの〉

●食器用中性洗剤
●重曹
●キッチンペーパー
●タオル


合皮製ソファの場合は、ブラシのようなもので擦れば簡単に傷がついてしまいますし、布製のように掃除機を使って“力技”で汚れを落とすことはできないです。

しかし、表面が比較的滑らかなので、キッチンペーパーなどで拭き取るだけでも簡単に汚れが落ちてしまうかもしれません。

また、シミも付きにくいものがほとんどです。

ただし、汚れを落とすときには手順があります。

  • ぬるま湯に食器用中性洗剤を少量溶かし、それにキッチンペーパーを漬ける
  • 濡らしたキッチンペーパーを汚れた部分に乗せて、30分程度放置する
  • それでも取れない汚れは、洗剤液で濡らしたタオルで優しく叩く
  • まだ取れない場合は、水100mlに小さじ1杯程度の重曹を溶かした液体をスプレーで吹き付けて、硬く絞った濡れタオルで拭き取る


POINT!
合皮の場合は、アルコールスプレーなどで汚れを落とそうとすると、白いシミになってしまう場合がありますので、絶対使わないようにしましょう!




本革製ソファの場合

〈用意するもの〉

●本革専用のクリーナー
●仕上げ用保護クリーム
●柔らかい布


本革製の場合は、油ジミがついてしまうと残念ながら完璧にきれいにすることはかなり難しく、お手入れも慎重にしなくてはいけません。

また、水をこぼしただけでも“水ジミ”ができてしまうのも本革製の特徴です。

POINT!
水ジミが付いたら、速やかに濡れたタオルで色ムラにならないように注意しながら、全体的に均一に濡らしてみましょう。
すると、シミが目立たなくなります。


では、その他の汚れの落とし方を紹介します。

  • 専用クリーナーを柔らかい布に馴染ませて、汚れ部分を優しく拭く
  • クリームのついてない柔らかい布でクリーナーを拭き取る
  • 保護クリームを塗り込み、余分なクリームは拭き取る
  • 汚れていない柔らかい布で乾拭きする


水ジミが付くことからも分かる通り、本革製のものには液体状の洗剤を使ってはいけません。

落とそうとしていた汚れよりも目立つシミになってしまいますので、気を付けましょう。

POINT!
本革製のソファは、汚れやキズを落とすことは難しいため、それらを“味”として捉え、経年変化を楽しむのもおすすめです。







ファブリック以外の部分に汚れが付いたらどうすればいい?


ソファの中には、背もたれや肘置きが木製のものもあるでしょう。

そこにしつこい汚れが付いた時にはどのようにすればよいのでしょうか?

最も失敗のリスクが少ないのは、薄めた食器用中性洗剤で拭き取る方法です。

最近はコロナ禍ということもあり、アルコール除菌スプレーを使ってしまう人もいますが、頻繁に吹きかけると表面のコーティング仕上げが変色・変質してしまう恐れがあります。

そのため、除菌スプレーや除菌タオルなどはあまり使わない方がよいでしょう。

木製テーブルも同様で、食後に毎回除菌タオルで拭いてしまえば、コーティングが剥がれて見た目が悪くなる可能性もあります。

実際に、“テーブル用”として販売されている除菌タオルの注意書きにも、以下のような記載があります。

●革製品、ペンキやニスの塗装面、白木、壁紙などに使用すると、変色・変質することがあります。シートをテーブルの上に長時間放置しないでください。

引用元:エリエール|エリエール 除菌できるアルコールタオル 食卓テーブル用





汚れ落としをする前に気を付けるポイント

ソファ


布製・合皮製・本革製でお手入れ方法は異なりますが、どれにも共通する注意点があります。

ご自身で汚れ落としにチャレンジする際には、これらのポイントをしっかりと理解しておきましょう。


その① まずは見えない場所で試してみてから

最も大切なのは、まず見えない部分で洗剤や落とし方を試してみることです。

先ほど紹介した洗剤や汚れの落とし方は、多くのソファで実践できるものの、素材や色によってはシミとして残ってしまうリスクもゼロではありません。

ですから、いきなり汚れ落としにかかるのではなく、必ずどこか目立たない場所で実験してみましょう。


その② ドライヤーで乾かさない

汚れがきれいに落とせたとしても、そこをドライヤーで乾かしてはいけません。

生地が熱で変色・変質してしまうかもしれませんし、残った洗剤を急激に乾かしたことで、シミとして定着してしまう恐れもあるからです。

どの素材の場合でも、硬く絞った濡れタオルや乾いた布で優しく乾拭きしましょう。


その③ 汚れを拭き取る際には円を描くように

汚れを拭きとる時に、直線を描くようにタオルを当ててはいけません。

万が一洗剤との相性が悪ければ目に付くシミになってしまうでしょう。

また、本革の場合は水ジミとなり、元の汚れ以上に気になってしまうかもしれません。

ですから、優しく円を描くように拭き取るように意識しましょう。

その際には、外側から徐々に内側に円を描くと、輪ジミになりにくいです。


その④ メラミンスポンジは安易に使わない

「汚れ落としと言えばメラミンスポンジ!」という人もいますが、合皮や本革で使う場合には要注意です。

メラミンスポンジは細かい擦り傷は付きにくいのですが、表面のコーティングを落としてしまい、そこだけ光沢感がなくなる可能性があります。

ですから、メラミンスポンジを使う場合も、必ず目立たない部分で試してみてからにしましょう。


その⑤ 失敗するリスクも想定しておく

ソファの汚れ落としは、プロであってもやってみないと100%うまくいくかは分かりません。

ですから、ご自身で汚れ落としをする際にも、今回紹介した内容やソファの取り扱い説明書に書いてある方法を用いる場合でも、必ず失敗するリスクも想定しておきましょう。

どうしても失敗するのが嫌という人は、手をつけずそのままプロに相談することをおすすめします。


POINT!
私たち“BOOMS”は、家具を「売りっぱなし」にはしません!
ご購入いただいた後も、メンテナンス方法や修理方法などのアドバイスをさせていただきます。







カバーを丸洗いできる&キズ・汚れが目立ちにくいソファがおすすめ


「汚れが付いたら落とす」という考えも決して間違いではありませんが、長く使い続けたい人には、カバーが外せて洗濯できたり、そもそも汚れやキズが目立ちにくい素材を選ぶのもおすすめです。

私たち“BOOMS”では、背面や座面のカバーが外せてドライクリーニングできるものや、キズや汚れが付いても目立ちにくいレザーファブリック製のソファなどを数多く取り揃えています。

BOOMSオンラインストアでもご覧いただけますので、ぜひソファ選びの参考にしてください。

〈BOOMS ONLINE STORE〉
TEL|0297-85-5888
電話受付時間|11:00〜18:00(定休日なし)
URL:https://booms.co.jp



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リーズナブルに家具を揃えたい人には“ファストインテリア”がおすすめ

リビングでくつろぎの中心となるソファ


ファストインテリアとは、流行の最先端をいち早く取り入れつつも低コストを実現している家具やアイテムのことです。

「安っぽく見えるのでは」と思うかもしれませんが、最近は大量生産された家具でもディテールにまでこだわり抜かれた“掘り出し物”が多く販売されています。

決して家具の良し悪しは値段だけでは決まりません!

大切なのは、本当に気に入った物と出会えるということ。

予算に限りがある場合でも、ファストインテリアなら思う存分お部屋作りを楽しめます。



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BOOMSは15年以上“こだわりのファストインテリア”をお届けしています


私たちBOOMSは、茨城で15年以上こだわりの家具を販売しています。

ポリシーは、「低価格・高品質・スタイリッシュなファストインテリアにこだわる」

トレンドを押さえつつもリーズナブルな家具をご提供することで、お客様が「自分の好き」を貫き通すお手伝いをさせていただいています。

また、私たちは「売りっぱなし」ではありません!

ご購入後もアフターメンテナンスを含めた長いお付き合いを心がけています。

インテリアにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

BOOMS「私たちの思い」もぜひ合わせてご覧ください>>> BOOMS|経営理念「大切な人と毎日を楽しく」

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まとめ|適切なお手入れ方法で長持ちさせましょう

ソファは家具の中でも決して安いものではありません。

だからこそ、適切なお手入れ方法で大事にメンテナンスをして、長く使い続けたいですよね。

汚れをご自身で落とすときには、使う洗剤や道具、方法に十分気をつけて作業しましょう。

その際には、必ず目立たない場所で試してみるのを忘れてはいけません。

失敗するのが怖いという人は、クリーニング専門業者やそのソファを購入した家具店へ相談してみましょう。

私たちBOOMSでは、知識豊富なスタッフがあなたのお部屋作りをお手伝いさせていただきます。

購入後もお手入れ方法や修理方法などのご相談もお受けしておりますので、「ずっと使い続けたい家具」をお探しの方は、ぜひ“BOOMS”へご相談ください。

オンラインストアで販売している商品の一部は、私たちの実店舗で実物をご覧いただけます。

スタッフ一同お待ちしておりますので、どうぞお気軽にお越しください。






実店舗・オンラインショップどちらも豊富なラインナップ


〈BOOMS ONLINE STORE〉
TEL|0297-85-5888
電話受付時間|11:00〜18:00(定休日なし)
URL:https://booms.co.jp

〈ACCESS アクセス〉
店舗名|個性派家具専門店ブームス(取手市)
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TEL|0297-85-5888
営業時間|10:00〜19:00(定休日なし)